- これから人材紹介会社を始めたいけど、何からやれば良いのか分からない。
- 人材紹介会社を始めるメリット・デメリットを知りたい
- 人材紹介会社を始めるときのポイントを知りたい
この記事を読むことで、上記のような悩みや疑問を解決することができます。
これから人材紹介会社を始めたいと考えている人の中で、何からすればよいのか疑問を抱いている人も多いでしょう。
また、独立して人材紹介会社を始めるメリット・デメリットもしっかりと把握できていない人も多いはずです。
そこで本記事では、人材紹介会社を始めるメリット・デメリットや、始める際にやるべきことについて解説しました。それだけでなく、人材紹介会社を始める際のポイントについてもまとめています。
これから人材会社を始めたいと考えている人は、是非最後までご覧ください。
人材紹介会社を始める際にやるべきこと
それでは、人材紹介会社を始める際にやるべきことについて解説していきます。
資本金の確保
人材紹介会社を始めるには資金が必要になるため、貯金などでお金を貯めましょう。
創業資金を全て貯めるのは難しい場合は、融資などで資金調達するのも選択肢の1つです。
どの規模の人材紹介会社を作るのかで資本金は変わりますが、個人で始める程度であれば500万円あれば十分に事業を運営していけます。
注意点としては、開業する際に運転資金も確保しておくことをおすすめします。
開業できたけど売り上げを作ることができなくて、資金ショートで廃業してしまう人は少なくありません。
軌道にのるまで余裕を持った経営をするためにも、資本金は運転資金も見越して確保しておきましょう。
物件習得
人材紹介会社を始める際に、最も大きな出費になるのが物件習得費になります。
法律で人材紹介会社は物件の広さが20平米を超えている必要があるため、物件費を大きく抑えるのは難しいです。
これから人材紹介会社を始めるのであれば、物件習得に必要となる予算は確認しておくことをおすすめします。
認可を取る
人材紹介会社は誰でも始められるものではなく、人材紹介業の許認可を受けなければいけません。
許認可を受けないで人材紹介業を始めると、罰金や刑事罰になってしまう可能性があるため注意が必要です。
許認可を取る難易度はそこまで高くなく、講習を受けて物件の条件が問題なければ基本的には許認可は受け取れます。
市場調査する
人材紹介会社は参入障壁が低く事業を始めるのは難しくないですが、事業を始めてからライバルが多くて事業運営できないと悩む企業が非常に多いです。
そのため、市場調査をしてどのような差別化を作れば事業を運営できるのか検討しておいたほうが良いでしょう。
開業ができても運営していくことができなければ意味がないため、市場調査は入念に行っておくことをおすすめします。
開業届を出す
自社がどのようなサービスを提供するか決まれば、開業届を出して事業を本格的に開始していきましょう。
人材紹介会社の立ち上げ当初は個人で仕事をするため、開業届を出さない人も少なくありません。
しかしながら、開業届を出すことで税金面で大きな優遇を受けることができます。
これから事業を進めていきたいと考えているのであれば、開業届は出しておきましょう。
取引先を探す
人材紹介会社はどれだけ求人を確保できたとしても、取引先の会社がなければ紹介することができないため事業を進めることができません。
そのため、求人を募集する前に人材採用に困っている会社を見つけておくことをおすすめします。
取引先を増やすことで求人者も職場の選択肢が広がり、人材紹介会社を利用する価値を見出すことが可能です。
基本的には求人情報を掲載している企業は人材に困っている傾向があるため、問い合わせると取引できる可能性が高くなります。
人材紹介会社を個人で始めるメリット
それでは、人材紹介会社を独立して始めるメリットを紹介していきます。
収入を増やせる
会社員として働いていると、固定給が決まっているため収入に限界があります。
もちろんインセンティブでもらえる会社であれば努力次第で収入を大きく増やせますが、やはり会社に利益は多く取られるでしょう。
個人であれば利益を全て自分の収入に変えることができるため、事業を上手く進めることができれば会社員では難しい高収入を得られる可能性も十分に考えられます。
これから大きな収入を稼ぎたいと考えているのであれば、独立はおすすめの選択肢の１つと言えるでしょう、
リスクが低い
人材紹介会社は他の業種・業態に比べて初期費用を低くして開業できるため、リスクは低いです。
物件の最低限のルールを守れば、事業規模によりますが500万円あれば十分に運転資金も確保した状態で事業を運営できます。
リスクを抑えて企業したいと考えている人は、初期費用・運転資金が低い人材紹介会社の独立がおすすめです。
人材紹介会社を始めるデメリット
それでは、人材紹介会社を始めるデメリットについて解説していきます。
ライバルが多い
人材紹介会社はライバルが多いため、事業を始めても利益を出すことが難しく撤退してしまう企業も少なくありません。
そのため、ライバルが多い中でも差別化できるポイントを作るのか、独立前に求職者や取引先を確保して利益が出せる状態を確保していくのかなど、どのように事業を運営するのか見込みができてから独立することをおすすめします。
独立して事業を撤退すると、初期費用など大きな資産を失うことになるので注意が必要です。
ライバルの多い人材紹介業では、開業しただけでは求人者・取引先を見つけることができないため、売上を作るのは簡単ではないと覚えておきましょう。
企業開拓が難しい
人材紹介会社は、人材不足に悩んでいる企業に求職者を紹介するサービスのため、求職者を雇用できる企業を見つけなければいけません。
しかしながら、人材紹介会社は非常に多く、企業側はすでに他の求人紹介会社と取引をしている可能性があります。
そのため、なかなか求職者を紹介できる企業を開拓するのが難しいというのが現実です。
これから人材紹介会社を始めたいと考えているのであれば、どのようにして企業開拓を行うのかは検討しておいた方が良いでしょう。
求職者が確保できない
取引先の企業と同じように、求職者を確保できなければ人材紹介業を始めることができません。
しかしながら、求職者向けのサービスは全国で非常に多く展開されているため、なかなか求職者を確保できないのが現状です。
これから人材紹介会社を始めるのであれば、どのようにして求職者を確保するのかは戦略を立てておいた方が良いでしょう。
求職者が確保できる見込みがない状態で事業を始めても、軌道にのる前に運転資金が底を尽きる可能性が高いです。
人材紹介会社を始める際のポイント
今までの記事を読んで、人材紹介会社を始めたいと考えている人も多いでしょう。
それでは、人材紹介会社を始める際のポイントについて解説していきます。
差別化する
人材紹介会社は参入障壁が低くライバルが非常に多いため、差別化ポイントを作って企業・求職者を集めることがポイントになります。
どこにでもあるような人材紹介会社であれば、安全で信頼性のある大企業に人材が流れるため、立ち上げて間もない会社では企業・求職者を集めることができません。
もちろん大きな差別化を作るのは難しいですが、できるだけターゲットを絞るなどして差別化ポイントは作っておいた方が良いでしょう。
人脈ができてから独立する
差別化するポイントを作るのが難しいのであれば、経営してすぐに軌道に乗れるように人脈ができてから独立するのも選択肢の1つです。
人材不足に悩んでいる経営者と繋がっておけば、求職者だけ見つけることができれば人材紹介業が成り立ちますよね。求職者を見つけられる人脈があれば、人材不足に悩んでいる企業だけ開拓できれば十分に利益を見込めます。
事業を運営できる可能性を少しでも上げるためにも、人脈ができてから独立するのも選択肢の1つです。
ローリスクで始める
人材紹介会社を始める際に、初めから大きな規模で事業展開しようと考える会社がありますが、リスクが高くなるだけなのでおすすめできません。
基本的に人材紹介業は個人でできる仕事のため、利益が見込めるまでは小規模でリスクを抑えて運用することをおすすめします。
絶対に規模を大きくすれば利益を増やせるなどの見込みがあるのであれば、リスクを背負うのも選択肢の１つでしょう。
しかしながら、あまりリスクを背負わない形で事業が軌道に乗るまでは小規模で事業展開することをおすすめします。
まとめ
本記事では、個人で人材紹介会社を始めるメリット・デメリットやポイントについて解説しました。
人材紹介会社は許認可を取れば事業を始めることができるため、そこまで参入障壁が高いわけではありません。
そのため開業は簡単にできますが、ライバルが多いため事業を軌道に乗せるのは難しい傾向があります。
これから人材紹介会社を始めたいと考えているのであれば、差別化ポイントを作って他社にない魅力を強みにした方が良いでしょう。
