キャリアコンサルタントは求職者のキャリアや転職をサポートするプロフェッショナルですが、時として失敗をしてしまうケースもあります。
今回はキャリアコンサルタントにありがちな失敗を複数ご紹介します。
今後のキャリアコンサルタントとしての活動への参考にしてみてください。
ありがちな失敗のケース7選
1 ヒアリング不足
最初の面談において十分な情報収集が重要となります。
過去の経験や実績、スキル、価値観、キャリア目標などをしっかりと把握した上で、それに基づいたアドバイスが求められます。
こういったヒアリングが足りない場合、結果的にアドバイスが的外れなものとなってしまい、お互いの信頼関係にも影響があるので注意をしましょう。
2 コミュニケーションの不足
求職者とのコミュニケーションが十分でない場合、誤解が生じることがあります。
- 「聴く力」=インプット
- 「話す力」=アウトプット
それぞれに適切なコミュニケーションが重要です。
定期的に求職者とのコミュニケーションを続けることで理解も深まり、さらにはニーズの変化にも対応できるようになります。
3 現実離れした目標設定
求職者のキャリア目標をあまりにも現実離れに設定にしてしまうことは就職・転職活動の難航に繋がります。
またうまくいかない場合は、無責任な期待を持たせてしまったことの反動で求職者との関係にも悪影響が生じます。
求職者の現状や経験、経歴をしっかり捉えた上で、現実的な目標を設定してサポートをしていきましょう。
4 応用性のないアプローチ
全ての求職者に対して同じアプローチを取ることは、個々のニーズに応えられないため、効果が薄いことがあります。
求職者一人ひとりは働いてきた環境も経験も全く違います。
それを大前提に、それぞれに合った適切なアプローチをすることが大切です。
5 情報の不正確さ
キャリアコンサルタントの提供する情報が正確でない場合、求職者が誤った判断をしてしまう原因となります。
例えば紹介する企業の情報や必要なスキル・経験、それらをしっかり把握した上での提案や提供が就職・転職活動を成功に導きます。
うろ覚えの情報がないよう、事前に習熟をしてからサポートに臨みましょう。
6 時間管理の問題
適切な時間管理ができない場合、求職者のサポートに支障が出る可能性があります。
キャリアコンサルタントに限った話ではないですが、時間を意識した行動や事前予測で結果が大きく変わることもあります。
ビジネスパーソンとして時間管理はしっかりと行いましょう。
7 倫理的な問題
求職者のプライバシーや利益を尊重することもキャリアコンサルタントにとって必要です。
せっかくうまく進めていたサポートも倫理的な問題が生じてしまうと信頼を失うだけでなく、悪い評判が広がる可能性もあります。
個人情報の保管方法はもちろん、ヒアリングで聞いた内容のメモなども取り扱いには細心の注意を払ってください。
まとめ
これらの失敗を回避するためにはキャリアコンサルタント自身の自己評価やスキル、リテラシーの向上を図ることが重要です。
基本は求職者とのコミュニケーションを大切にし、適切なアドバイスを提供することです。
その上でしっかりと信頼関係を築き、求職者とってより良い就職・転職活動のサポートを行なっていきましょう!